2021年11月9日 / 最終更新日時 : 2021年11月9日 中村 安夫 天海研究 第31回「天海によるバーノンのカッティング・ジ・エーセス」 石田隆信 天海氏による現象も原案のダイ・バーノンと同じです。デックの中へ4枚のAをバラバラに入れて、カットするたびにAを取り出しています。4枚目を取り出す時にAが現れず、そのカードの枚数目よりAが出現するクライマックスも […]
2021年11月2日 / 最終更新日時 : 2021年11月2日 中村 安夫 天海研究 第30回「天海の蝶々」 石田隆信 天海氏と蝶々とは結びつかないように思いますが、1946年8月のスフィンクス誌に”Tenkai’s Cho Cho”として解説されています。その冒頭には、スフィンクス誌の編集者であるマルホランド氏の要望によるもの […]
2021年10月26日 / 最終更新日時 : 2021年10月26日 中村 安夫 天海研究 第29回「天海の札入れとカードとその後の変化」 石田隆信 「札入れとカード」は、札入れから取り出した4枚のスペードのAが4枚ともKに変ります。再度、札入れを開くと、スペードのAが1枚挟まれた状態で現れます。1965年7月のGenii誌に掲載され、1974年の”THe […]
2021年10月19日 / 最終更新日時 : 2021年10月19日 中村 安夫 天海研究 第28回「天海の染め分けシルク(Dye Tube)」 石田隆信 紙の筒にシルクを入れ、色が変わって出てくるのを「シルク・ダイニング」や「ダイ・チューブ」と呼ばれています。ダイには染めるの意味があります。手の中で色が変わるシルクは「カラーチェンジシルク」とか、日本では「カメレ […]
2021年10月12日 / 最終更新日時 : 2021年10月12日 中村 安夫 天海研究 第27回「天海のペーパーコーンとコイン」 石田隆信 紙のコーンにコインを入れ、火をつけてコインを消失させる方法です。これを天海氏自身から見せてもらった高木重朗氏は、方法を知っていても、いつの間にコインを抜き取ったか分からなかったと報告されています。 このマジック […]
2021年10月5日 / 最終更新日時 : 2021年10月5日 中村 安夫 天海研究 第26回「天海も演じた天二の袖抜けカードの謎」 石田隆信 1927年に天海氏がジェラルド・コスキー氏に天二氏の袖抜けカード(カード・アップ・ザ・スリーブ)を見せています。このことは「天海メモ」の中で報告されていました。さらに、「コスキーが言うには、アメリカで初めて見た […]
2021年10月3日 / 最終更新日時 : 2021年10月3日 中村 安夫 天海研究 第21回「笑いの研究」 中村安夫 石田天海『奇術演技研究メモ』より 「今年は明治百年ということだが、奇術の方は日本はまだ百年になっていない。本当に奇術が研究され始めたのは戦後のことであると思う。だから、今年で二十三年というわけで、言ってみれば青 […]
2021年9月28日 / 最終更新日時 : 2021年9月28日 中村 安夫 天海研究 第25回「天海の小さくなるトランプ」 石田隆信 天海氏の方法は独特で、特に小さくなった最後のカードの消え方が見事です。前回に報告しました1966年の中部日本放送の「天海のおしゃべりマジック」で、「小さくなるトランプ」も演じられていました。このことは、1966 […]
2021年9月21日 / 最終更新日時 : 2021年9月21日 中村 安夫 天海研究 第24回「天海のスリーカードモンテ」 石田隆信 天海氏のスリーカードモンテには全く違った2つの方法があります。一つは帰国後すぐの講習会で指導されたクロースアップの方法で、もう一つは1966年4月から中部日本放送で毎週放映された「天海のおしゃべりマジック」の中 […]
2021年9月19日 / 最終更新日時 : 2021年9月19日 中村 安夫 天海研究 第20回「失敗を防ぐために」 中村安夫 石田天海『奇術演技研究メモ』より 「毎日毎日、同じ奇術を繰り返しているプロの奇術師でも、ときには失敗をする。まして三、四ヵ月に一回だけ演じるというアマチュアは、思いもよらぬところで、思わぬ失敗をすることがある。 […]